スパイスの効能
- post on 11/07/272011:07:27:01:09:47
- スタッフ気まぐれブログ
先日、集中力を増すスパイス「カルダモン」の効能が話題になっていることを取り上げました。
今日はスパイスの効能についてのお話をしてみます。
スパイスには様々な効能や効果があります。
ただ、山羊印スパイス通販ではスパイスの効能や効果を強く謳うようなことは極力避けたいと考えています。
ところで食品の効果効能を語る場合に、すぐに思いつくの薬事法です。
薬事法では、健康食品などの効能や効果を謳うと医薬品(未承認)とみなされ、薬事法の違反となります。
医薬品として承認を受けていない食品は、それが健康食品であったとしても医薬品のように効能や効果があるように謳ってはいけない、という解釈になります。
しかし、スパイスはじめ、野菜、果物、肉魚、というように、誰がみても医薬品には見えない場合は、たとえ効能を謳ったとしても、薬事法(食品なので)には違反しません。つまり、それらは「食品」ということです。
へぇ。
何年か前に話題となった「朝カレー」を覚えていらっしゃる方もおられると思いますが、あの時はかのイチロー選手も毎朝カレーを食べている?というようなエピソードも加わって、
なぜ朝食にカレーを食べると体(頭)に良いのか?
カレーに入っているスパイスの効能とは?
などと解説されたものです。
明らかに食品であるスパイス(皆が知っているカレー)ですから、そのスパイスの効能を謳ったとしても薬の法律である薬事法には違反しないということだと、解釈しています。
ただ、景表法違反という問題が浮上してまいります。
効果表現を大げさにすると、今度は景表法に違反します。
なので、スパイスの効果を大げさに語ってはいけません。(ただ、大げさってどんなレベルを指すのか難しそうですね。)
カルダモンの効能でも述べさせていただきましたが、今の時代、スパイスの効能を本気でお知りになりたければ、ちょっと調べれば山ほど情報が出てきます。そして、巷に溢れる玉石混交の健康情報について、何が本当で何が怪しいかは、プロでも見解が分かれる場合があります。
そもそもスパイスの効能とひとことに言っても、調理方法、摂取の方法、量などによって、違ってくると思います。こういう効果を得るためにはこれだけの量をこういう方法で、という確実な情報のない中で、とてもスパイスの効能を謳うことはできません。
さらに、薬であれば、大抵はきちんとした用量や処方があります。これは薬の品質が一定であるということが前提にあるからだと思うのですが、紛れもない「食品」であるスパイスは、産地や育て方、ホールの大きさによってバラツキがあります。工業製品ではありませんもの、当然ですね。
以上のことからスパイスにたとえ素晴らしい効能があるとしても、それを確信しているとしても、山羊印スパイス通販では、このことを強く謳うようなことは極力避けたいと考えているのです。世間一般的に知られていることは謳ってますけれど。
今回はちょっと真面目なお話でした。わかりにくい文章ですみません。暑いので・・・(と言い訳をしてみる。)
スパイスは私どもにとってとても役に立つ食品であることは間違いありません。
みなさんもスパイスをつかって、豊かで明るい生活を送っていただけると嬉しいです!